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やりたいことを模索中の大学生。

【No.2】ワイルド・ソウル

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今回は垣根涼介さんのワイルド・ソウルを読ませていただきました。

久々にこんなに面白い本を読んだ気がします。ご飯も食べずに、一日中読んでいました。というより読むのを止められませんでした。トイレに行くときでさえドキドキしていて、この感覚は久しぶりです。

 

戦後何万人もの人がブラジルへ渡り、人間とは思えない生活を強いられてきた。  その子ども達による復讐劇。

 

  

ブラジル人の考え方

ブラジル人の考え方もとても素敵だと思った。

苦しんでいる人を見たら放っておけない。自分のことのように感じてしまう。その恩はいつか同じような境遇の人に返せばいい。

本当にかっこいい考え方。

 

「東京は貧乏くさい」

この言葉も響いた。確かに見えばっかり貼って、毎日楽しんでいる人は少ないと思う。毎日満員電車に揺られ、疲れ切った顔の人達ばかり。私も東京に明るいイメージはない。それに比べてブラジルは身の丈に合った家に住み、服を着て、無理せず嘘のない笑顔で生きている。そういう人生を私も歩みたい。

 

「命とは生き方を指している」

とても心に響いた言葉。どう生きるのか改めて考える。無駄なことをしている暇はない。自分の望む生き方をすればいいと思った。

 

小説の持つパワーは凄い。魂削られるぐらい。一瞬で知らない世界、未知の空間を経験できる。そして改めて自分の小ささを実感する。なんでもできるような気になるし、やらなければならないような気になる。

 

小説の持つパワーは凄い。